【レビュー】リメイク版・聖剣伝説-ファイナルファンタジー外伝-
先日配信が開始された、聖剣伝説-ファイナルファンタジー外伝-をクリアしました。
今回はVITAのリメイク版ですが、オリジナル版はGBで1991年発売ですね。あ、わたし同級生だ…
わたくしGB版未プレイです。やってみたかったけどどこにも売ってなかったので、今回リメイクで気軽に遊べるようになったのは嬉しいことです!
まずゲームを始めようとVITAのアイコンをタップしてこの画面。
きれいなイラストをいかして、"はじめる"の枠がタイトル部分にきっちり合わせられている…!
ほんのり制作者の愛を感じました。まだゲームはじまってないのに。
そのこだわりはモンスターのグラフィックなんかにも現れていて、こちらがダメージを与えたときに涙目になっていたりするんですよ。なんだかかわいくて敵ながら憎めない。
またオリジナル版に敬意をはらってか、3Dにして色はつけたけど余計なモノはいっさい追加していない印象で、特にテキスト関連は結構あっさりしたものでした。
アイテムの説明なんかはもうちょっとしてくれても良かったかなぁ。
クリアしたのに未だに用途の解らないアイテムがいくつかあります…モグラのヒゲとか。
またあるモノを使って道を切り開く場面があるのですが、ちょっとひねってあるうえ説明がなくて詰まりそうでした。
同じところで詰まっているひとは多いらしく、その場面前後でボス撃破トロフィーの取得率が半減しています。ちなみにほかのボスでは2~3割減くらいです。
今の手取り足取り親切設計なゲームに慣れているプレイヤーにはちょっと辛口だったかもしれませんね。
戦闘はそんなに難しくないのですが、ちょっと極端かなーと思うところもあって。
特定の武器や部位からしかダメージを受け付けてくれない敵がいるんですね。
ここでもプレイヤーが試行錯誤する必要があります。これはそういうデザインのゲームだと納得できるんですが
折角手に入れた新しい武器が、時に全く役立たなかったりするのはちょっと悲しいところではありました。
ちなみに、一回だけですがダンジョンを移動した瞬間に画面が真っ暗になり行動できなくなるバグに遭遇しました…。
↑そのときの画面
このとき、一度中断してコンティニューを選んでもまたこの画面になってしまいました。
あとHP0になる瞬間に画面移動してしまうと、コンティニュー再開してもゲームオーバーになり続けてしまうので注意。本当にゲームボーイのゲームみたいな仕様だ…!
こまめなセーブ、超大事!
と、いつもならすぐ辞めちゃいそうなくらい気になるところはあったものの、最後まで夢中で進められたのは素晴らしい音楽とシナリオにグッと来たからです。
様々なイベントがありましたが、特に中盤でチョコボと再会する辺りからグイグイ引き込まれました。
開始最初はアッサリしたセリフ回しに物足りなさを感じていたのに、ラストではいつのまにか、涙をこらえていたんですよね…。
シナリオ的には一本道ですが、あえて多くを語らず、プレイヤーが考えて行動した結果として物語が進行していく印象を強く受けました。
これを発売当時に遊べた人、羨ましいなぁ。本当に良いゲームでした。